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我孫子窯さんへお邪魔しました!(2007.10.3)

去年の散歩市で,我が家の近くにある『我孫子窯』の岩村さんご夫妻とお知り合いになりました。
ご報告が遅れてしまったのですが、我孫子窯さんへお邪魔した時のことをご紹介させていただきます。

我孫子の陶芸の歴史は 、90年ほど前 バーナード・リーチが柳宗悦邸に築いた小さな窯から始まります。
その後を河村蜻山、岩村福之氏へとひきつがれた我孫子窯の伝統工芸は、現在、
岩村守さんへと継承されてきました。

窯の前を犬の散歩でよく通り、とても気になっていたスポットだったので、この出会いはとてもうれしく、早速お邪魔することにしました。

岩村さんご夫妻はとても気さくな方で、突然お邪魔した私に土をド〜ンと1キロくださり、「好きなものを作ってみたら?」とおっしゃってくださいました。
私は、土から立体を作ったことはほとんどなく、 「ど、どうすれば?」との質問に、奥様は「子供の粘土遊びと同じよ!」と笑っておっしゃいました。

粘土遊びといえば、私はお得意です!!
(子供の頃から今に至るまで土いじりは大好きで、ガーデニングも素手で行うため、よく母に「こらっ、手がボロボロになるでしょっ!」と怒られます。(笑))

思うままに3つの作品を作ってみました。

そして、次回の絵付けまで、乾燥、素焼きを待つことになりました。

年が空け、絵付けができるとのお知らせをいただき、再度お邪魔させていただくと、なかなかいいかんじに焼けていました!

どうです、初めての割にはいいでしょ?

左から、花器、筆立て、小物入れです。

 

で、絵付け後がこちら!

右の2つは筆を使い、呉須で濃淡を付けて描きました。
ホッペなどのポイントに鉄も 使いましたよ。

そして、左の器は撥水剤で絵を描き、天目という釉を上から掛けました。(写真は釉薬を描ける前です)

他の生徒さんたちはみなさん、筆の勢いで「ぐいっ」「しゅるっ」っと描かれていたのですが、私はいつもの癖でちまちま描いてしまいました。(笑)

う〜ん、焼きあがりが楽しみ楽しみ♪
   

そして、できあがり!!

どうですどうです〜っ?なかなかいいんじゃありませんか?
私の想像以上の仕上がりに大満足でした!!

やっぱり、立体は面白いですね!
また、時間ができたらぜひぜひお邪魔させていただこうと思います。

それでは最後に、できあがった作品たちの現在の活躍風景をご覧ください。

 

中のお花がポイントです。
 
カエルちゃんの鼻の穴までよくでてくれたな〜。
工房で毎日元気に働いてくれていますよ!

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